タイトルについて
ブログ名に使わせていただいている
「生きよう今日も喜んで」
という言葉は、われらが新潟県が生んだ脳神経解剖学の権威であり、京大総長もつとめられ、尚且著者の出身校でも教鞭をとられ、さらにもって篤い真宗門徒でいらした平澤興先生のお言葉です。
僕はこの言葉を大学院の卒業式の時に学長からいただきました。
この言葉と出会うために大学院行ったんじゃないか?そう思うほど心を揺さぶられ、以来僕にとって生涯かけて大切にしてきたい言葉のひとなっております。
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生きる上での喜びはたくさんあります。そのなかで平澤先生が伝えたかった「喜び」とは何を指すでしょう。
例えば宝くじに当たってラッキーとか、美味しいもの食べられて嬉しいとか、恋人ができて幸せとか、そういう刹那的な喜びではないのではないか、そんな気がしています。
もっと根元的な充足、私は確かに今ここに生きているんだ!という自分自身への深い納得、存在への満足を「喜び」と表現されたのではないか、そう考えています。
「信心歓喜」と経典にあるように(真宗聖典p44)、その喜びこそお覚りの証なのではないか、仏の願いがそこに表現されているのではないか、求道者であられた平澤先生が遺してくださったお言葉を私はそのようにいただいております。
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日々、自分自身に納得しているか?そんなことを著者読者ともに考えて行けるようなブログにしたいと思う次第です。
生きよう今日も喜んで